明神水産 藁焼き鰹たたき 中サイズ２節 (約500g)

本場「高知」の”藁（わら）焼き鰹のたたき”です。
「”鰹のたたき”なんて、近くのスーパーでも売ってるよ」と思われる方もいらっしゃるでしょう。でも明神水産さんの「藁焼き鰹のたたき」は一味も二味も違います。
いったい何が違うのか。

■ 一本釣り
　明神水産では、自社で何隻もの漁船を保有し、自社で鰹漁を行っています。漁獲方法は、魚体が傷まないよう土佐伝統の”一本釣り”です。網で獲る方法（巻網漁）もありますが、網だとどうしても網にかかった鰹どうしがお互いにキズつけあうことが多くなります。キズのついた鰹は、急速に鮮度が落ちてきます。なので、網による漁とくらべて効率は悪いのですが、こだわって土佐伝統の”一本釣り”をしています。

■ 急速冷凍
　鰹の切り身が赤いのは皆さんご存知かと思います。でも夕方などにあまり売れてなさそうなスーパーの刺身売り場で、鮮度の悪そうな色の黒っぽい鰹のたたきや刺身を販売しているのをご覧になったことはないでしょうか？
実は、鰹や鮪（マグロ）の赤身には、体の中に酸素を運ぶヘモグロビンという物質が多く含まれています。このヘモグロビンは、時間の経過と共に変化して、鮮やかな赤からだんだん黒っぽい赤に変化してきます。これは、冷蔵していても時間と共にどうしても起こってしまう変化なのですが、お届けする明神水産の鰹は、一本釣りした後に急速冷凍することで、この変化を抑えています。陸揚げ後、藁焼き加工するために、通常は一旦解凍しなければなりませんが、明神水産では事前の解凍はせず、冷凍のまま藁焼きにすることで劣化を抑え、再度急速冷凍させることで、外は焼き目の香ばしい色と香り、中は新鮮な赤身の”藁焼き鰹のたたき”としてお届けしています。

■ 東物（ひがしもの）
　鰹は温かい水域を好み、群れをなし黒潮にのって餌のイワシを追いながら、南はフィリピン沖から北は三陸沖までを回遊しています。４月から６月に北上するものを「上り鰹」と呼び、この頃のものは「初鰹」として知られます。一方、９月頃から南下し始めるものは「戻り鰹」と呼んでいます。前者の「上り鰹」は魚肉が赤々として、味はあっさりしており、後者の「戻り鰹」は脂がたっぷりとのっているため「脂かつお」・「トロ鰹」などとも呼ばれ、一般に「初鰹」に比べてより美味しいと言われます。
皆様にお届けするこの明神水産の”藁焼き鰹のたたき”は、８月から１１月に北西太平洋において一本釣り漁法により漁獲した鰹を原料として使用しています。明神水産では船上凍結した鰹を自社の冷凍庫でそのまま冷凍保存し、年間を通じてこの「戻り鰹」を原料とした鰹のタタキをお届けしています。

■ 藁焼き
　お届けする”鰹のたたき”は、土佐伝統の”藁焼き”にしています。”藁”は焼くと火力が強いので、短時間で表面はパリッと焼き色がつき、中心部には火が通らないので中は新鮮な刺身の状態となります。この”焼き”と”生”のバランスが、ほかに無い味わいとなっています。また、”藁”特有の香ばしい香りも着くことでますます食欲をそそる”鰹たたき”となっています。（下の写真は、藁焼きのイメージです。実際には明神水産の衛生的な工場の専用機械で焼き上げています。もちろん、藁を実際に使用して焼いています。）

［　食べ方アレンジ例　お茶漬け　］
そのまま”鰹のたたき”として召し上がっていただいて美味しいですが、
最後の〆にお茶漬けはいかがでしょうか？

温かいご飯の上にたれを絡ませた切り身をお好みでのせ、
ワサビや梅干し、ネギなどを添えて熱いお茶をかければ出来上がりです。

日本人っていいなぁ。お茶漬け最高！